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咳・鼻水
一般小児科
お子さんの咳や鼻水は、風邪やウイルス感染で最もよく見られる症状の1つです。体がウイルスや細菌とたたかう自然な反応であり、多くの場合は数日から1週間ほどで軽快します。
鼻水は最初は透明でさらさらしていますが、時間が経つと黄色や緑色になることもありますが、これは病気の重さを示すものではありません。
咳は気道を守るための生理的な反応で、乾いた咳や湿った咳（痰が絡む咳）が混ざることがあります。夜間や寝起きに咳が強くなることがあります。
家庭での対応としては、まず安静を心がけ、水分をこまめに与えることが大切です。
- 喉や鼻の乾燥を防ぐため、室内は適度な湿度を保ち、鼻水が多い場合は適宜吸引してあげてください。
- 咳が強くて眠れない場合や、痰が絡んで苦しそうな場合には医師に相談し、必要に応じて薬を使用します。
受診が必要な目安は以下の通りです。
- 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
- 顔色が悪くぐったりしている
- 高熱が続く、または急に上がる
- 咳や鼻水に加えて耳の痛み、嘔吐、けいれんがある
- 生後3か月未満で咳・鼻水がある
ほとんどの咳や鼻水は軽症で自然に治りますが、症状が長引く場合や強くなる場合は早めに受診してください。また、手洗い・換気などの基本的な予防も大切です。
