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白血球の異常
血液内科
概要
白血球は免疫を担う細胞です。数が多すぎても少なすぎても体調に影響します。
- 増える（白血球増多）：
感染症（肺炎、尿路感染）、炎症、ストレス、喫煙。白血病など血液のがんでも増えます。 - 減る（白血球減少）：
ウイルス感染後、薬の副作用、栄養不足、自己免疫疾患、骨髄の異常など。
症状
- 発熱、のどの痛み（感染を繰り返す）
- 強いだるさ
- あざや出血（骨髄の異常時）
検査
- 血液検査：白血球の数と種類（好中球、リンパ球など）。
- 骨髄検査：必要に応じて、造血の状態を詳しく調べます。
治療
- 感染や薬が原因なら、その治療や中止。
- 発熱性好中球減少症（白血球が少なく、かつ発熱）は緊急状態で、抗菌薬の点滴治療が必要です。
- 白血病が原因なら化学療法や分子標的薬が行われます。
予後・予防
多くは原因を治療すれば回復します。免疫が弱っているときは、手洗いや人混みを避ける、ワクチン接種を受けることが予防につながります。
