予約カレンダーに予約可能な時間が表示されています。予約したい日時を選んでください。
風邪（かぜ症候群）
一般内科
概要
風邪は日本人が最もよくかかる病気で、大人は1年に2〜3回、子どもは5〜6回かかるといわれています。ほとんどはウイルスが原因で、ライノウイルスが3〜4割を占め、鼻水や鼻づまりが中心です。乳幼児ではRSウイルスが有名で、2歳までにほとんどの子が感染し、ゼーゼーする咳や呼吸困難で入院が必要になることもあります。アデノウイルスは「プール熱」と呼ばれ、発熱・のどの痛み・目の充血が特徴で、学校などで流行します。夏には「夏かぜ」として手足口病やヘルパンギーナも多く見られます。
診断
診断は、症状や体の診察で行います。
必要に応じて、肺炎が疑われればレントゲン検査を、インフルエンザや新型コロナの流行期には抗原検査やPCR検査を行うこともあります。
予後
治療は休養と水分補給が基本です。熱や頭痛には解熱薬、咳や痰には咳止めや去痰薬、鼻づまりには抗ヒスタミン薬や点鼻薬を使います。抗生物質はウイルスには効かないため、細菌感染が疑われる場合にのみ使います。
予後は一般的に良好で、ほとんどが3〜7日で良くなります。ただし、小さなお子さんや高齢の方、持病のある方では重症化することもあります。
受診の目安
- 38度以上の熱が3日以上続く
- 強い咳や息苦しさがある
- 水分が取れない、嘔吐や下痢が続く
- 子どもでゼーゼーする呼吸、顔色が悪い、ぐったりしている
- 高齢の方で急な発熱や倦怠感がある
